SATRI-ICの方形波応答
SATRI-ICのパルス応答については、これまで、動作テストのためにオシロスコープで確認はしてきましたが、ドキュメントで発表することはありませんでした。
その理由は、単にテクトロのオシロスコープカメラが壊れてしまっていたので、撮影ができなかったのです。しかし、どうしてもパルス応答を見たいということで、通常のカメラとマクロレンズを使って撮影しましたので、結果を発表します。
使用した機材は次の通りです。
オシロスコープ:
Tektronix 2465 DVS
ファンクションジェネレータ:Wavetek Model 145 FUNCTION
GENERATOR.
撮影機材:アサヒ・ペンタックスSP
ついでに、SATRIアンプのDCサーボに使っているOPアンプTA75071と比較してみました。このOPアンプはFET入力、高速、低雑音タイプのものです。ファンクションジェネレータの出力インピーダンスが50Ωなので、それに合わせました。回路を次に示します。
SATRI-ICの入力インピーダンスは、4〜5Ωくらいですから、10倍の増幅器でしたら47Ωにした方がもっと正確になります。
波形図の上が入力波形、下が出力波形です。

10KHz TA75071
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10KHz SATRI-IC
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100KHz TA75071
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100KHz SATRI-IC
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1MHz TA75071
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1MHz SATRI-IC
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1MHz時間軸10倍 TA75071
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1MHz時間軸10倍 SATRI-IC
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波形図を見てみますと、TA75071も100KHz方形波が通っています。しかし、1MHzでは三角波になっています。それに対してSATRI-ICでは1MHz方形波も難なく通っています。次の時間軸を10倍拡大した波形を見てもらえば分かるのですが、入出力の傾きはほとんど同じであることが分かると思います。
出力波形がわずかになまっていますが、これはユニバーサル基板で試作したことと、プローブのグランドを普通のワニ口でしたためだと思います。基板を起こし、プローブソケットを使えば、ほとんど相似の波形が得られると思います。また、入力に対して、出力の時間遅れも非常に少ないことにも注目してください。10MHzの方形波も難なく通りますが、入力側の波形の崩れが著しかったので撮影しませんでした。
このように、SATRI回路では本質的に電流を制限する要素がないので、スルーレイトの制限がありません。一般の増幅回路は、バイアス電流、信号電流ともに固定ですが、SATRI回路では、どちらも自由に設定できます(ただし、トランジスタの最大定格を超えない範囲においてという制限はつきます)。
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