SATRI-IC アプリケーション設計ガイド
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2.電源供給

 電源供給には図8のように、SATRI-ICのPIN5にマイナス電源、PIN8にプラス電源を供給します。供給電圧は±3V〜±30Vまでの範囲で可能です。



 ただし、電圧を高めで使うときは電圧と電流の積がSATRI-ICのコレクタ損失の最大値を超えないようにしてください。PIN1、5とPIN8、12にはバイパスコンデンサを接続します。また、SATRI-ICの能力を最大限に発揮させるにはバイパスコンデンサにはOS-CONの使用を薦めます。OS-CONはオーディオ用の低インピーダンスの電解コンデンサに比べても、そのインピーダンスは1/30以下でしかも高周波まで広い帯域を持っています。OS-CONを使うことによって、電源インピーダンスが低く保たれ、ノイズの混入を最小限に防ぐことができます。それにより、SATRI-ICの能力を最大限に発揮することができます。ただし、OS-CONははんだ付けした後96時間のエージングが必要です。エージングをすることにより、はんだの熱によるOSのダメージを回復することが出来、本来の性能を発揮することができます。

 また、SATRI-ICでは後で述べるバイアス電流の設定を定電流素子にすることにより、電源電圧の変動による動作点の変動を最小限に押さえることができますが、それでもわずかな動作点の移動を避けることはできませんので、できるだけ定電圧回路を使われることをお勧めします。SATRI-ICの消費電流の変動はほとんどありませんので、技術マニュアルの例にあるように、無帰還回路で十分な性能が出ます。

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