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2011 Seoul International Audio Show

イベントレポート: 2011 ソウル国際オーディオショー


韓国で行われたオーディオショーをご紹介します。
今回行われたオーディオショーはソウルのオーディオショップHiFi-Clubが主催したオーディオショーです。
韓国のコンベンションセンターであるCOEXのコンベンションホールで行われました。
ブースは韓国の兄弟会社のバクーンプロダクツ・インターナショナルが出展しました。

COEX
会場となったCOEXコンベンションホール。東京ビッグサイト東館ほどの大きさはあるでしょうか。地下は化粧品から電化製品まで揃う広大なショッピングモールになっています。

4月29日から5月1日までの3日間で、入場者は約1万人ほどになりました。
バクーンプロダクツ・インターナショナルのブースでは、フォノイコライザEQA-11、バッテリー電源BPS-01、パワーアンプAMP-11の展示と、AMP-5513mk3のケースに10mmのアルミで作った50kgを超える重量のAMP-71を使用しました。
AMP-71は左右対称に作られ、ゲインコントロールは左右共通ですが、入力切替は左右別々と言うコンセプトで作られ、天板、側板は10mmアルミ、底板は15mm、さらにベースに10mmアルミととても持ち上げられない重量で、韓国のユーザーの好む重厚な感じに仕上げられてありました。
実は、入力セレクタや配線は会場でやったので、音が出たのは前日の夜中と言うぎりぎりのセットアップでしたが、なんとか間に合わせることができました。

AMP-71(前日) 音が出ることを確認中
オーディオショー前日の様子。AMP-71はこの時点では半完成というかなりギリギリの状態でした。 深夜0時過ぎ、ようやく音が出せる状態になりました。

前回に続き、今回も大勢のお客様が来て下さいましたが、皆さんが最後にたどり着くアンプだと言う評価をしてくださいました。
スピーカーはイタリアのASTRIというメーカーの物で、アルベルト・サッバディーニ社長も来て下さいました。
ASTRIというメーカー名はイタリア語で星と言う意味だそうですが、AとSをひっくり返すとSATRIになります。
これはまったくの偶然で、その偶然性にお互いに驚きました。
ASTRIの音は非常にナチュラルで、癖のない音だと思います。

AMP-71プロトタイプ AMP-71とAstri C3 Schedir
AMP-71プロトタイプ。中央の巨大なゲインコントロールが目を引きます。

AMP-71とAstriのスピーカー C3 Schedir。Astriの製品には星の名前が付けられています。

ただ、1日目の音はちょっとブーミーでした、私は部屋の性で仕方がないと思っていましたが、バクーンプロダクツ・インターナショナルの社長Chaeさんとアルベルト社長が夜中までかかって部屋の調整とセッティングをやり直した結果、2日目からは見違えるような音になりました。

二日目の様子 Astriオーディオのアルベルト・サッバディーニ社長
二日目の様子。後ろの壁際に置かれているのはAstriのサウンドコレクター(音響調整器)。これを最適な位置に置くことにより、音の乱反射を抑え、部屋の音響特性を向上させます。 Astriオーディオのアルベルト・サッバディーニ社長。これまでに数百人の顧客のオーディオルームを訪問し、音響の改善作業を行ったそうです。その経験を今回のBPブースでも発揮して頂きました。

夜はAMP-5513mk2を使われているお客さんのところでメンテナンス。
プリと接続するとハムが出ると言うので見てみたら、BNCケーブルのコネクタを触ると出なくなります。
どうも、コネクタのアース側の接触不良が疑われるので、ケーブルの交換をお願いしました。
圧着式のBNCコネクタはオーディオには不向きかもしれません。
半田付けのほうが、低周波域でも確実に導通しそうですね。

そのとき、プリアンプを入れる効果は何という質問がありました。
これは、プリを入れるとパワーアンプのゲインを下げることができるので、その分帯域が広がり、歪も少なくなると言う説明をしました。
SATRIアンプはゲインにより帯域が変化するので、ゲインを下げるとNFBをかけたときのように帯域が広がり、歪も下がるのです。

3日目は3時からセミナーを行いました。
SATRIアンプの基本的なポリシーから、回路の発達、これからの見通しを説明しました。

セミナーの様子 ターンテーブルとフォノイコライザー
永井社長のセミナーの様子。右にいるのは通訳をして頂いた仁正寺さん。長年韓国で生活されているSATRIアンプのユーザーさんで、今回に限らず非常にお世話になっています。 セミナー時に使用されたターンテーブル(AVID製)と、フォノイコライザーEQA-11。

会場には立ち見の方がたくさんいるほどユーザーの方が来て下さり、最後には大きな拍手と「ブラボー」までいただきました。

翌日は我々の帰国の日でしたが、HiFi-ClubのHPと雑誌に載せるためにインタビューを受けました。
社長のチェさんの質問に答える形でしたが、近日中にHPに載るそうです。

インタビューの様子 AMP-5513
インタビューを受ける永井社長。右がHiFi-Clubのチェ社長です。 HiFi-Clubのリスニングルームに鎮座する初代AMP-5513。

関連リンク:

Bakoon Products International : http://www.bakoonproducts.com/
Astri Audio : http://www.astriaudio.com/
HiFi Club : http://www.hificlub.co.kr/


こぼれ話

今回1日目に電気街に部品を買いに行ったのですが、このところの金の高騰で金メッキ部品が軒並み20%以上値段が上がっていました。
アルミ地金の値段も上がるといわれていて、しかも半導体も値上がりするそうで、今年はそのことで頭が痛くなりそうです。

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