竹男さんの試聴記
先日は、A級アンプと5530mk2の比較試聴などという滅多に体験できない事をさせて頂き、有り難うございました。
A級アンプと5530mk2のそれぞれの良さを堪能致しました。
特に5530mk2の奏でる音といったら当方の理想郷みたいな音でした。バツグンの切れ味と暴力的になる寸前で止まる力強さ、瞬時に爆発して微細な音の粒が空間中に飛び散って行く感じ、もうたまりません。勿論、SATRI
の特徴である音場感も申し分ありません。まったく素晴らしいの一言です。このアンプを手にすることが出来る方が羨ましい。
この件、当方のHPの日誌にも掲載させて頂きましたが、問題があればご指摘下さい。
バクーンプロダクツの回し者と呼ばれても仕方がない。また新型アンプの情報である。12月のオフ会を控え、フォノアンプの点検の為にバクーンを訪れたついでに、新型アンプ、AMP-5530mk2
試聴をさせて頂いた。今回はハイエンドシリーズのAMP-5530のmk2化とは言っても、似ているところは前面パネルのデザインだけで、外見も中身も別物になっている。SATRI回路は
Ver.6.31まで進化。筐体も強化・大型化、フロントパネルの厚みは15mmもあるし、シャーシは基本的に5mm厚。特に奥行きが増して、両サイドにヒートシンクがむき出し。上から見ると
Accuphaseのアンプのよう。出力こそ100w/ch(8Ω)に止まるも、その重量は28.5kgに達する。
SATRI KIT 33W A-class Power
Amp.と比較試聴してみた。KITは5511mk2をA-class化した様な、回路的には5511mk2に近いアンプらしいが、音はむしろ回路の全く新しい5530mk2の方が5511mk2を推し進めた音の様に感じた。独特のバイアス安定化回路のため、Onから2分後に音が出始める。30分後の音は、それはもう物凄い切れ味である。試作器の段階ではもっとゴリゴリだったらしい。音場も密度も余韻も申し分ない。5511mk2に比して、オーケストラなどの多数の音源が重なった場合の解像力は更なる高みに到達しており、低域の力や表現には出力差以上の物を感じた。歪み感は当方には全く感じられないどころか、バクーンの永井氏には申し訳ないのだが、試聴で使ったフルレンジ16cmユニット×4:サッカーボール型SATRI
SPの限界を見せつけてくれる結果となった。ところが永井氏、すでにこのSPの次の対策も実行中で、これは別の機会で報告。流石はハイエンド製品に位置されているアンプだと思った。当方の置かれている環境からすると、サブロー用に使いたい、という発想がすぐに思いつく。がしかし、このようなトータル性能が優れているアンプは、ハイエンドSPをトータルに鳴らすのが本懐であって、当方のような発想は無駄遣いだ。
さて、受注生産で価格は85万円。「数字が反対で58万円だったらなぁ、、。」という当方のつぶやきは永井氏にも聞こえていたようではある。
購入された沖縄のsatoruさんの試聴記
AMP-5530MK2のエージングが完了し、少しだけCDを聴いたので
感想です。
私の環境では、まず音の表現が深い、普通のスピーカーがSATRIスピーカーに似た空間表現をする。
といってもSATRIスピーカーとは全然違いますが空間が広く深くなります。
こんな音が奥の方でなっていたんだなと分かった音も有りました。
圧倒的なパワー感が有り、低域が豊かになり大変満足しております。
等倍再生がホントに可能になったと思います。
(私の場合引っ越さないと無理ですが)
休日にたっぷり聴こうと思ったのですが、なかなか時間が取れず
ホントに少しだけ聴いたファーストインプレッションです。
妻も生後一ヶ月の娘と一緒に気持ちいいねと言って聴いています。
今は私より聴く機会が多いのでちょっとうらやましい。
システム
VRDS-15
ケーブル Vun Den Hul M.C.D310
PRE-5410 Dタイプ(オーグライン)
ケーブル ZAOLLA
AMP-5530MK2 Dタイプ(オーグライン、プラスプラチナ、WBT0702PL)
Kappa 9.2i & EXCLUSIVE model3410
沖縄の野津さんの試聴記
土曜日に、サウンドギャラリーさんにまたまたおじゃましてきました。
近場で5530mk2の音を聴けるので、ありがたいです。
先週の日曜の試聴では酔っていて短い時間だったこともあり、
ちょっと自信がなかったので聴き直しに行ってきました。
偶然、宮里さんとご一緒することができました。
仲宗根さんが不在だったので、スピーカーは例のTADのバーチカルツインで聴きました。迫力、レンジはsatriスピーカーを凌駕しますが、何かしら付帯音があるというのが正直な感想です。
パイプオルガンや、打楽器はやはり低音があると迫力が違いますね。
この辺はTADの方が楽しいです。
しかしほかのアンプとTADの組み合わせを聴いたことがないので、このスケール感がアンプのせいか、スピーカーのせいかはよくわかりません。
それと、ソースを選ぶ傾向がさらに強いと感じました。
普段自分が聴いているCDを何枚か持ってきたのですが、ろくでもないことがわかりがっくり。
宮里さんが持ってきたものは流石によい音でした。
永井さんや安次富さんやサウンドギャラリーの久保田さんが、どうして録音にこだわるのか、わかってきました。
その後、無理を言って仲宗根さんにお越し頂いて、satriスピーカーにつなぎ変えていただきました。
部屋の広さを再現するような低域はなくなりますが、贅肉がとれてすっきりした音になりました。
satriスピーカーの音を聞いてしまうと、箱形のスピーカーの音に違和感を覚えてしまいます。
レンジが狭いのが難点でしたが、2ウェイサトリスピーカーではきっと解決されているんでしょう。
いずれ熊本まではせ参じて聴いてみたいです。
ちょっと脇道にそれましたが、satriスピーカーにつなぎ変えてから、5530mk2の本領が発揮されたと思います。
定位ももちろんよいのですが、箱鳴りがいかに音を汚しているかがよくわかります。
コーコー、ボーボーが聞こえなくなり、空気が澄んだような錯覚を覚えます。
解像度がすばらしくよくなります。
しかも音離れがよく、スピーカーから音が出ている感じがしません。
今回感じたことでもう一つ、どうも普通のオーディオより中高域が充実しているのか、情報量が多いせいかどうかわかりませんが、かまぼこ型のF特に聞こえるのです。これは、TADできいても、サトリスピーカーで聴いても同じです。
しかし生の音に近いのは確かです。
オーディオ的な音にどっぷりつかっていたせいでそう感じるのでしょうか。
肝心の5530mk2の音ですが、
基本的には5511mk2系の音だと思いました。
解像度、キレがよく、リアルです。
5511mk2と違うのは、特に強奏部分でのヒリヒリするような荒さがなくなったことです。
癒し系と評判の5512の音に慣れ親しんでいるせいか、まだ荒っぽく感じるところはあります。
しかしどうも僕のリファレンスの音ってドンシャリかもしれません。
そのせいで、荒く感じるのでしょうか。5511mk2は荒いと思いましたが、今回は自信がありません。
こっち(5530mk2)がリアルかもしれません。
それから、5511mk2はもうちょっとホットな音だった気がするのですが、5530mk2は端正でニュートラルな印象です。
定位は5511mk2よりさらによくなっていると感じました。
暗騒音が暗騒音としてではなく、部屋の広さの情報になっている点も、すごいと思います。
このときのソースは、安次富さんの最新作で、何とかっていう弦楽器と(すみません忘れました、ジャケット写真では琵琶に似た楽器でした。)女性ボーカルの作品でした。曲はスティービーワンダーの「日の当たる場所」です。
音数が少ないのを考慮しても、気味悪いほどのリアルさで、空間にぽっかりボーカルが浮かびます。
弦楽器はどうやって録音したのか、定位するのではなく、部屋全体から聞こえる感じでした。
この音は、正直、オーディオのことがどうでもよくなる音で、私も宮里さんもそれまでは話をしながら聴いていたのですが、このソースは二人とも黙りこくって聴いていました。
まさに、ずっと聴いていたい音でした。
Aクラスアンプの音は5530mk2とはひと味違うと仲宗根さんも久保田さんもおっしゃっていました。
これから完成させて聴いてみようと思います。楽しみです。
一度聴いたはずですが、もう覚えていません。情けない・・・
> とにかく第一は過去の技術を確実にものにすることですね。
> その上に、自分のアイディアを築いていくと言うことでしょうか。
> キーワードは、”徹底的にしつこく”です。
やはり勉強と研究なんですね。
このような体験の場を設けていただきまして、
永井さん、サウンドギャラリーさんに改めてこの場でお礼申し上げます。
ありがとうございました。
来年も、よろしくお願いいたします。
沖縄の宮里さんの試聴記
試聴記遅れましてすみません。
どう表現すればよいのか悩みながら書いております。
野津さんが書かれていたように、25日の土曜日にもう一度サウンドギャラリーさんに、試聴にお邪魔しました。
自分の持っているCDでじっくり試聴したかったのと、19日での試聴会では私にとって、あまりにも情報が多すぎて、私の頭では整理がつかず、また自信もなかったので再度試聴させていただきました。
下手な文章ですが、AMP-5530MK2の試聴記を書かせていただきます。
なお、技術的なことに関しては私は無知ですので、その辺のところはどうかご容赦ください。
聴き比べてわかったことは、私の好みは絶対Dタイプです。
細かいことは抜きにして、直感的にDタイプが好きです。
と言うか、欲しくなってしまいました(笑)。
あまりにもDタイプの音が印象に残ったので、Bタイプの音がどのようだったか忘れるくらいでした。
音の正確さというよりも、華やかさと言うか、生き生きとした感じと表現すればよいのでしょうか、音(旋律)がまるで踊っているように聴こえました。
ちょっと響きが強い感じはありますが、とにかく長時間聴いていても疲れない上に厭きない音だと思います。
そして、ピアニシモさんでのあの大音量、安次富さんのオールホーン5Wayシステムを余裕で鳴らAMP−5530Mk2。
等倍再生という言葉の意味が良くわかりましたし、120デシベルという音圧と言い、とても貴重な体験をさせていただきました。
大音量でありながらもぜんぜんうるさく感じませんでした。
あれはとても不思議でした。
私のパートナー、アイメイト(盲導犬)のヘレボラスも、大音量に動揺することなく、寝そべって聴いて(?)おりました。
やはりSATRIはすごいですね!
サウンドギャラリーさんでは、
19日と25日の2度にわたって試聴させていただきましたが、特に25日に野津さんたちと聴いた構成ですが、DAC-2000、PRE-5410、そしてAMP-5530MK2(いずれもDタイプ)、TADのバーチカルツイン(と言うんですか?)の組み合わせでは、今まで私が気に入って聴いていたCDも、主に録音に関してなのでしょうか、違和感や不自然さ、荒いところまで良くわかるようになり、聴くのがいやになってしまったCDがありました。
これを新しい発見と考えるべきか、そのアーティストのファンとしてはマイナスと考えるべきか、私としては少々複雑な心境でした。
その音楽ソースの録音状態で、とても気持ちが良くなったり、悪くなったりすると言うのは、私としてはとても困惑してしまいました。
でも、ある意味とても面白いことではないかと思ったりもしておりますが。
ただ、私の耳がSATRIスピーカーに慣れているせいでしょうか、バーチカルツインはちょっと低音がきついと言うか、「ドスドス」とか「ボンボン」と言う感じで聞こえる感じがしました。
これを箱鳴りと言うのでしょうか。(無知ですみません)でも、部屋全体に広がる豊かな低音は、とても魅力的でした。
また、SATRIスピーカーとの組み合わせでは、当然のことでしょうが、すべての面で進化していると言うか、私の持っているPRE-7610とAMP-5511Mk2を、PRE-5410とAMP-5530Mk2に入れ替えたら、もう二度と前のアンプに戻れなくなると言うことは確実です。
(当然と言えば当然ですよね・・・)
スピーカーについて、もしできるのであれば、現実的には不可能だと思うのですが、TADのバーチカルツインの広がる豊かな低音と、SATRIスピーカーの自然な音、(2Way化すればもっと良くなるのでしょうね)それぞれの長所が交じり合うとどんなにいいだろうと、ぼんやり想像しておりました。
(素人的な発想ですみません)
Aクラスのアンプも試聴させていただきましたが、暖かい感じのする音でした。
どう表現すればよいのでしょうか、正面中央から暖かい感じの音が広がっていくように聞こえました。
(わかりにくい抽象的な表現ですみません)
明らかにAMP-5511Mk2やAMP-5530Mk2とは完全に系統の違う音でした。
でも、私個人としては嫌いな音ではありませんし、無責任ですが、それなりに商品化してもよさそうな感じでした。
沖縄の宮里さんの試聴記2
AMP-5530MK2の試聴記(その2)がようやく出来ました。
毎度のことなのですが、なかなか文章が思いつかず、大げさですが、下書きを何度もして悩みながら書きました。
つたない文章ですがよろしくお願いします。
去年の年末に私の兄が、AMP-5530MK2(Bタイプ)の試聴を、サウンドギャラリーさんを通して申し込んでおりましたが、それが1月の中ごろ、、更にそれとは別にサウンドギャラリーさんから、AMP-5530MK2(Cタイプ)を貸していただけることなりました。
Bタイプ、Cタイプの両方が試聴可能になったのですが、兄がCタイプのみの試聴を希望したため、残ったBタイプを、あつかましいとは思いつつ、私がお借りしてしまいました。(笑)
とても幸運でした。
1月22日から1週間お借りしました。
その時、HDA−5210もお借りしていたので、とても贅沢な試聴が出来ました。
兄のシステムでも試聴させてもらえたので、大変有意義な比較試聴が出来ました。
サウンドギャラリーさんには大変お世話になりました。
この場を借りてお礼申し上げます。
私がお借りしたAMP-5530MK2は、SATRI−LINKで、私所有のPRE−7610(Dタイプ、VR)と接続していただきました。
CDプレイヤーはCEC CD3300で、スピーカーはもちろんSATRIスピーカーです。
私の兄はAMP-5530MK2をお借りできただけでなく、幸運にもサウンドギャラリーさんのご厚意で、PRE−5410(Dタイプ、VR)もお借りすることが出来ました。
さすがサウンドギャラリーさん、しかも、両者とも内部の配線は「オーグライン、オーグラインプラスプラチナ」
を用いたそうで、さらに、AMP-5530MK2には、ガラス巻線ATTと、WBTスピーカーターミナルをおごったスペシャルエディションとなっているそうです。
(プリとパワーはSATRI−LINKで接続)
また、兄が日頃使用しているCDプレイヤーは、DENON DCD-1650SR、スピーカーはWestlakeAudioLc8.1Fを使用しております。
ちなみに、兄が日頃使用しているアンプは、Victor AX-M9000というアンプです。
「モノラルプリメイン」という形式で、私にとってとても珍しいアンプです。
まず、私がお借りしたBタイプですが、AMP−5511MK2との比較なのですが、当然のことですが、まず大きさがぜんぜん違います。(笑)
私は今回の試聴で初めてAMP-5530MK2をじっくり触ってみたのですが、とにかく大きいとしか言えませんし、持ってみましたが、腰を痛めそうになるくらいすごく重たかったです。(当たり前のことばかり書いてすみません)
それが実際の音とどのような関係があるのかは別として、たたずまいと言うか、存在感だけでもAMP−5511MK2よりも桁外れな音を奏でてくれそうな雰囲気でした。
音を出した瞬間、確実にAMP−5511MK2とは確実に違うことが感じられました。
まず、奥行き感、前後の距離感が、AMP−5511MK2よりも、よりはっきりと感じられ、録音状態の良いボーカルものでは、声のする高さ(位置)がわかるように感じられたのには驚きました。
手前から奥までしっかり定位しているように聴こえました。
音の傾向としては、AMP−5511MK2と近いのですが、確実に情報量が増していますし、まさにSATRIスピーカーのために造られたのではないかと思い込んでしまいそうになるくらいに、SATRIスピーカーとの相性はよかったです。
スピーカーについて、HDA−5210の試聴記でも書きましたが、これでもっとレンジが広く、音圧がもっと出れば、もう言うことはないといった感じです。
Bタイプだからなのでしょうか、5511Mk2(Dタイプ)より歯切れよく、くっきりと聴こえる感じがします。
そして、かなり印象に残ったのは、試聴が終わって5511Mk2に戻ったとたん、何だか立体感が乏しく、平面的でちょっとつまらない感じに聴こえてしまい、改めてAMP-5530MK2の実力を再認識させられました。
音の好みとしてはBタイプよりも、やはりDタイプの音が私は好きです。
Bタイプははっきり聴こえすぎるというか、趣味で音楽を聴くのにはちょっときつい感じがします。
やはりレコーディングスタジオのモニターアンプに向いている音ではないかと思いました。
ヘッドフォンで音楽を聴くということについて、HDA−5210の試聴記では書きませんでしたが、私の場合、あのスピーカーでの、目の前で演奏が聴こえるような感覚に慣れておりまして、ヘッドフォンでの、両耳の間で、と言うか頭の中心で、メインの演奏が聴こえるような感覚に、どうも違和感を感じることがありました。
ですから、以前からヘッドフォンで音楽を聴くのは、耳の健康のためにも避けておりましたし、この聴こえ方に違和感を感じて避けていたのです。
しかし、これは私の聴こえ方や好みの問題であって、HDA−5210は本当にすばらしいアンプです。
ただ、HDA−5210でのあの広い音域と音圧が、スピーカーから出てくれればというのが、私の将来の夢です。
それでも、私にとって、AMP-5530MK2とSATRIスピーカーとの組み合わせは、私の部屋で、実際趣味で音楽を聴くのには十分以上の実力と高い音質だと思います。
また、たとえスピーカーからあの高い音圧が再生できたとしても、私の部屋では出せる音量に限界がありますので、ヘッドフォンで高音質で高い音圧が聴ける、HDA−5210の存在はとても価値が高く、大変魅力的です。
ですから、私はこのアンプが欲しいのです。(笑)
電流出力でのあの音圧は病み付きになりますね。
とにかく、高い音圧を自宅で再現するのは、ヘッドフォンで気軽に楽しめるHDA−5210に任せるとして、SATRIスピーカーには、さらに広い音域を再生できるよう願いつつ、将来の発展に期待したいと思います。
私の兄がお借りしたCタイプのほうですが、音のクオリティーは、プリも高級なPRE−5410ですから、文句のつけようがありません。
兄は最初からすごい音を聴いてしまいました。
これを喜ぶべきか、悲しむべきか(幸か不幸か?)、
SATRIアンプの音を聴いてすぐ、もとのアンプ、つまりVictor AX-M9000に戻るのが怖いと言っておりました。
AX-M9000もかなりの高い水準の音質なのですが、SATRIアンプの脚色のない音と比べると、
かなりアンプによって色付けがなされていることに気がつきます。
このことに私の兄は、かなりの衝撃を受けていたようです。
経済的に許されるのであれば、すぐにでも購入したいと言っておりました。
(今のところ、絶対に不可能だと思いますが・・・、)
ただ、AX-M9000の独特な音の色づけも、私は個人的には好きです。
と言うより、SATRIアンプだと、いわゆる「打ち込み系」の音や、録音のあまりよろしくないCDを聴くと本当にひどく聴こえるので、このようなCDを聴くときはやはりそれなりにアンプのほうで色づけ(味付け?)をしてくれないと、それなりには聴けないと思います。
ですから、そのようなCDを聴くときに、AX-M9000は最高のアンプではないかと思いました。
スピーカー(Westlake Audio Lc8.1F)とのマッチングですが、AX-M9000との組み合わせのときは、「パワフルで繊細な音」という印象が強かったのですが、AMP-5530MK2との組み合わせの場合、スピーカーが一種の楽器になったと言うか、非常に抽象的な表現ですが、スピーカー全体が喜んで鳴ってくれているような感じで聴こえました。
ジョー・パス&レッド・ミッチェルデュオ(ギター&ベース)のライブ盤「いそしぎ」を聴いたときにそう感じました。
Lc8.1FはSATRIスピーカーよりも再生音域が広いのでしょう、悔しいくらいにベースの重低音が出ますし、アンプもCタイプとPRE−5410との組み合わせだからでしょうか、BタイプとPRE−7610との組み合わせよりもギターの音が華やかで繊細でした。
当然ですが、SATRIスピーカーのような、空間に広がるような聴こえ方はしませんが、広がり感が少ない分凝縮した濃厚な音の世界が目の前で、まるでこちらにしみ込んでくるように聴こえてきました。
音楽の情報をSATRIアンプで脚色することなく、それどころか命を吹き込むかのように増幅し、再現性豊かなLc8.1Fが音楽を奏でると言った感じでしょうか。
このアンプはLc8.1Fの持っている性能のすべてを発揮してくれそうなアンプです。
Westlake Audioのスピーカーを所有しておられる方に十分お勧めできるアンプだと思います。
ただ、私はSATRIスピーカーの聴こえ方に耳が慣れているので、
やはりAMP-5530MK2は、一番SATRIスピーカーとの組み合わせが最高だと思い込んでおります。(笑)
ボーカルものもLc8.1Fで聴くよりも、やっぱりSATRIスピーカーで聴くのが自然な感じで私は好きです。
ちなみに、SATRIアンプは低い音量でも細かい音まで良く聴こえるので、夜中でも安心して聴けると兄は言っておりました。
兄もそうとうSATRIアンプが気に入っているようです。
兄はよく音量をかなり上げて聴くのが好きなようで、周囲に漏れる音もAX-M9000の場合、兄が日頃聴く音量だと壁から伝わる音と振動が、正直言って私はちょっと気になっていたのですが、SATRIアンプではそれほど音量を上げなくてもよいのでしょうか、それほど気にはなりませんでした。
それとも、スピーカーの前では、AX-M9000を使っているときと同じくらいの聴感上の音量(音圧)だったのかも知れませんが、その差は結構ありました。
アンプの操作性についてなのですが、実は私の兄も視覚障害者(全盲)でして、現在使用しているVictor AX-M9000には、操作について少々神経を使っているみたいです。
電源のON/OFF、音量の上げ下げや入力の切り替えなどの操作以外は、ほとんどアンプ前面の表示部分を見ながらの操作になるそうで、これは目が見えないと、ほとんどお手上げ状態です。
もし間違えて何らかのボタンを押してしまったりして音が出なくなったら、晴眼者の目を借りて設定をし直さないといけなくなったりするそうです。
幸い兄の場合は、サウンドギャラリーの仲宗根さんという信頼できる方が、サポートしてくださっておられるので何も心配は要らないと思うのですが、だからと言って、音が出なくなったらその都度お呼びするのも何か心苦しいものがあるそうです。
現に試聴が終わってAX-M9000に戻ったとたん、リモコンの何かのボタンに誤って触れてしまい音が出なくなってしまいました。
幸いその時は電源を入れなおせば元に戻りましたが、あまり心理的に心地よいものではありません。
その点、SATRIアンプはシンプルでわかり易く、現在の状態が触ってすぐわかるので、視覚障害者でも安心して使えます。
私の兄もその点がすごく気に入っているようです。
今回の試聴は、一度にいろんなSATRIアンプが試聴でき、通常では考えられないほど贅沢な試聴が出来ました。
本当にありがとうございました。
夢のような1週間でした。
おかげさまで、自分が欲してる理想の音や、理想の聴こえ方がイメージできるようになり、ほぼ具体的になってきたような気がします。
また、今回の試聴で、改めてオーディオという趣味の奥深さを実感させられたような気がします。
試聴記はこれで以上です。
またまた長文になってしまいました。
「音楽を聴く」という感覚の部分を文章であらわすことの難しさを再認識させられました。
試聴記の内容が皆様にご理解いただけるかちょっと心配です。
最後までお読み頂きありがとうございました。
乱文をお許しください。
それでは失礼します。
藤村さんの試聴記
永井さん、みなさん、こんにちは、藤村です。
5530mk2試聴終わりました。
お借りしてよかったです。ありがとうございます。試聴記を送ります。
外観は、大きくて重く、迫力満点です。
落としてはいけないというのもありましたが、恥ずかしながら一人では持てませんでした。(^_^;)
音は、所有の5511mk2と比べながら聴きました。
試聴をしたときに、あのCDはどうだろう?ピアノの音はどうなんだろう?と、曲の途中で、とっかえひっかえする時は、あまりよくないんです。
今回は(5511mk2の時と同じく)ついつい手が止り、音楽に聴き入ってしまいました(^.^)
想像していた通り、本物の演奏により近くなります。
というより、本物の演奏としか思えないものがあります。(もちろんCDによります)
■演奏のアクションが目に浮かびます
楽器を演奏する際の、”はじく”、”吹く”、”たたく”、といった「動きがわかる音」がでてきます。
これは、5511mk2でも感じたことですが、5530mk2を聴くと、あっ、こっちがより本物だと感じます。
■音が気持ちいいです!
音は濃くてピシッとした感じです。本当に正確な音はこうなんだと感じます。
その音を受けているとても気持ちいいです。
「音そのもの」が気持ちいいとうのは、音楽を聴く楽しみを、何倍にもしてくれます。
いつまでも聴いていたいと思います。
今回はプリアンプを通さずに聴きましたが、PRE-5410を通した音を聴いてみたいと思いました。
きっともっと良くなるんでしょうね。
5530mk2のPRE-5410有りと無とを聴き比べた方っていらっしゃいますか?
嬉しかったのは、5511mk2に5530mk2と同じ方向性を感じることが出来きました。
改めてその良さを認識できました。
その上に更に高いレベルにある製品が用意されていると思うと本当に幸せに感じ
ます。
重ねて永井さんに感謝いたします。ありがとうございました。
竹男さんの試聴記2
大変遅くなりましたが、試聴記の追加を報告します。
まずは、昨年、バクーン試聴室での印象をもう一度。
> SATRI KIT 33W A-class Power Amp.と比較試聴してみた。
> KITは5511mk2をA-class化した様な、回路的には5511mk2に
> 近いアンプらしいが、音はむしろ回路の全く新しい5530mk2の
> 方が5511mk2を推し進めた音の様に感じた。独特のバイアス
> 安定化回路のため、Onから2分後に音が出始める。30分後の
> 音は、それはもう物凄い切れ味である。音場も密度も余韻も
> 申し分ない。5511mk2に比して、オーケストラなどの多数の
> 音源が重なった場合の解像力は更なる高みに到達しており、
> 低域の力や表現には出力差以上の物を感じた。歪み感は
> 全く感じられない。流石はハイエンド製品に位置されている
> アンプだと思った。
> 当方の置かれている環境からすると、サブロー用に使いたい、
> という発想がすぐに思いつく。しかし、このようなトータル性能が
> 優れているアンプは、ハイエンドSPをトータルに鳴らすのが
> 本懐であって、当方のような発想は無駄遣いだ。
さて、今回自宅試聴の機会を頂いて、システムに組み込んでの試聴が出来た。ツイータやスーパーウーハーやいろんな部分での使い勝手や力量をみてみようとも考えていたが、残念ながら試聴期間内に実験することが出来なかった。
唯一、メインSPの5511mk2と繋ぎ替えての試聴をした。
やはり自宅試聴をすると随分と感想も変わってくる。簡単に言うと、5511mk2の力強さと5513の透明感のいいとこ取り。音像定位も両者の中間みたいな気がする。もともとバクーンのアンプは音像定位がいいので、大きな差ではないと思う。以前「物凄い切れ味」と表現したが、今回は「切れ味を見せつけるというより自然でしかも切れ味が良い。」といった表現に訂正させていただく。この辺がハイエンドだ。
「見せつける」というのであれば、5511mk2の方がそうかもしれない。
五十嵐さんの試聴記
五十嵐です。
AMP5530MK2試聴記をお伝えいたします。
また、最後に特別に貸していただいたAMP−5513についても少し触れます。
試聴に用いた機器
CDP パソコン(トランスポートとして使用)
DAC アキュフェーズDP-85に内臓のDAC
SP フォステクスFE−208ESによるオリジナルバックロードホーン(竹男さんとはまったく違います)
比較対象
AMP−5512V6.2 バッテリー仕様と比較しながら聞きました。
1.試聴報告
電源スイッチを入れてから2分後に音が出ます。
私の5512は7分後ですので、かくだんに良くなっています。
ボリュームを絞り、音が出るまで待っていますと小さな音が出た瞬間から音の違いがハッキリ分かります。
音の傾向は私の5512に大変近いのですが、音の厚みがまるで違います。5530mk2を聞くと、今まで満足していた5512が細い音に聞こえます。
また、奥行き、広がり、解像度、ゆとり等、全ての点で5512を上回ります。(値段が違うので当たり前ですが)過去に聞いたいろいろのアンプの中で最高です。
今まで聞けなかった、クラッシクの大編成のCDを聞くとコンサートホールにいるようにハーモニーが漂いながら空間に広がっていきます。
なんて気持ち良い音なんでしょうか。
5511mk2のように、楽器を側で鳴らした時のように、音が飛び散乱するようなことはありませんが。
5530mk2は、別の意味で(広がりが出るコンサートホールにいるように)生音に近いです。どのような曲を聞いても、嫌な音はしません。
5511mk2は曲によりきつく感じるところがありましたが、逆に言えば、生音の嫌なところも5511mk2は出すことが出来る大変リアルなアンプだと思います。
金沢で試聴会を設けまして、メーカー製アンプを売っている仲良くしている金沢の専門の方々や友人にも聞いてもらいました。試聴用のSPは専門の方のお店に置いてあるJBL4343なので、音は余り良くありませんでしたが、専門の方は、聞くなり音に色付けの無いストレートなアンプでかなり音が締まっていて、低音の動きがハッキリ聞こえると言っていました。ただ、素直すぎで、一般受けするにはもう少し低域に膨らみが欲しいとのこと。(私は、このままでいいと思いますが)、素直に音を追及している方に進められるのではないかと言っておられました。(いつかもっとじっくり試聴してみたいとのことでしたので、永井様、また今度貸してくださいよろしくお願いいたします。)更にB&Wを鳴らしたときの音を聞いた友人は欲しがっていましたが、値段が友人の希望にあいません。
個人的には、大好きなアンプですので、同じような回路でもう少し値段を落とせるようAMP−5520mk2の開発を望みます。
私もお金が貯まれば、AMP−5520mk2バッテリー仕様にもできるモノを買いたいと考えます。(ただし、5530mk2と同じような音で、パワーが落ちるだけであったなら)
2.ノイズ
トランスが唸ります。また、パワースイッチを入れた瞬間ボンと大きな音が出ます。
私のスピーカーは大変能率(100dB/w)が高いので、かなりびっくりしますが、他で聞く場合は余り気になりませんでした。しかし、一般的に見ると改善して欲しいです。
3.発熱
少し熱くなりますが、触れないほどではありませんでした。電源を入れた瞬間より30分後ぐらいの温まった方が力強くなって行きます。
4.デザイン
大変立派で、以前所有していたアキュのA−50Vより高級感がありますが、AMP−5512でベストマッチと思えるツマミが、少々貧弱に感じました。もう少し大きなモノになれば、ベストだと思います。
5.最後に
AMP−5513の方は、5530mk2を聞いてしまうと聞けなくなります。
私の5512よりも線が細くさみしく聞こえてしまいます。
解像度、広がり、低音の粘り等は大変優れているのでもったいなく思いました。ただし、高域の反応の良さは3つの中で一番優れています。(記憶の中にある5511mk2の高域音に近い。また、一般のSP例えばB&WやJBLのような振動版の重いものは、更に印象が悪く感じるようです。
そういう意味で、竹男さんの選択は正しいかと感じました。
もう少し音を練り直すと素晴らしくなる可能性は有ると感じました。
(AMP−5513はボリュームの方が付いていましたので、同じ条件で比較したいためボンネットを開け、私のデール製アッテネーターと交換しました。断りもなく開けました。申し訳ありませんでした。お許し下さい。)
本当に凄いものを開発される永井さんには、いつも驚かされます。
今回も大変貴重な体験を頂きありがとうございました。
坂口さんの試聴記
梱包を解いて感じたのは皆さん同様、大きく重いということでした。
この大きさ、重さから、音への期待がふくらみます。
試聴は、メジャー計測では何とかなりそうだったので、手持ちのAMP-5512K-wingと物理的に入れ替えて行うつもりにしていたのですが、実物を目の前にして、それは断念しました。
(^^;;
5512K-wingを入れているスペースには、結構余裕があるのですが、それでも入りそうにありません。
スピーカケーブルや電源ケーブルは、別のものを用意して接続することになりました。
スピーカケーブルは、以前永井さんに作り方を教えて頂いて作った2mmΦ単線(屋内AC配線用のもの)のアンデル線を使いました。
5530MK2のスピーカ端子は、この2mm単線2本のツイストケーブルがそのまま接続できます。(アンデル線は、単線4本を使ったケーブルで+側、-側それぞれが、単線2本のツイストになります。)これは良いですね。
ACケーブルは、自作の屋内AC配線用単線を使った物です。
普段、5512K-wingの電源ケーブルに使っているものと同じ作りのものです。
以前、5511MK2の試聴をさせてもらったときには、5512Kと物理的に入れ替えて、試聴期間はずっと5511MK2の音を聴いていましたが、今回は、5530MK2と5512K-wingの音をスピーカ側でのケーブル繋ぎ替えと、AMPのSATRI-LINK入力でのDACとの繋ぎ替えで比較試聴しました。
電圧入力は比較試聴していません。
環境機器は、次の通りです。
・約10畳の洋間
・自作PC + RME 96/8 PST(proではない旧型) + WCM
http://www.cameo.co.jp/RME/product/wcm/
・fujiwara DAC DAC1704S-8ベースで、PCM1704Uの出力以降の回路を通さず、PCM1704Uの電流出力に高周波除去用のコンデンサを 付加して、SATRI-LINK(電流出力)として利用。
http://easy-audio-kit.hp.infoseek.co.jp/
・DIATONE DS-3000
http://www11.plala.or.jp/se_ke5583/DIATONE/diatoneds/ds-3000.html
http://page.freett.com/knisi/diatone2.htm
・比較試聴のAMP-5512K-wingの2005/3/20時点でのAMP-5512Kオリジナルの状態からの違いなどを列記します。中には音質の違いを感じなかった変更や 元の音との違いを知らない変更もありますが、全て列記しておきます。
SATRI-ICは、テフロン5.1を追加。(Cタイプ相当)
内部・外部電源配線は、2mmの単線。
内部・外部スピーカ配線は、吉田さんに譲って頂いたジュンフロンETFE電線1.8mmΦ単線。
V6.2改造。(5512のV6.2化第1号 (^^) )
VRを自作アッテネータに変更。DALEの無誘導巻線抵抗、VISHAY金属箔抵抗。
アッテネータ配線を金メッキテフロン被覆銅単線に変更。
整流ダイオードを A&R B60A15 に変更。
ヒューズをSBFヒューズ SBF-5Asに変更。
SATRI-LINKの入力は、セレクタを通さず直接メイン基板のコネクタに配線。
さて、本題の音ですが、AMP-5530MK2に接続して初めて音を出したときの印象は、鳴り始めて、10秒程度は、おっ(^^)というような感じだったのですが、その後聴き進めるにつれて、気持ちの盛り上がりに欠ける印象になってしまいました。
もちろん、SATRIサウンドの心地よい音が鳴っているのは違いないのです。
ですが、圧倒的に良い音が聴けると期待していたことから来る印象も多分にあるのですが、音の解像感、透明感、締まり具合は、年末年始の改造で音が良くなった5512K-wingの音の方が、私には良く聞こえます。周波数バランスは、5530MK2の方が良いです。
5512K-wingは、以前からですが高音が強調される感があります。
ただ、そのことで、気持ちよくなることもあるので気に入っていたりもしますが。(^^)
5530MK2の重低音は、余裕で鳴っている感じがします。
5512K-wingは、5530MK2に比べると重低音の量感は今一歩ですね。
この違いは、5512K-wingの整流ダイオードをA&R B60A15に変更したときに、低音の量感が減って、その分音の締まりが良くなったときの音の違いに近い感じもします。
今回は、何度となくスピーカの配線交換を行って比較しましたので、頭の中に残っている印象が薄れるまでに、次の音を聴いていますので、先入観的、思い込み的な印象は、少ないと思います。
今回の試聴機の5530MK2は、Bタイプということですが、
http://www12.ocn.ne.jp/~bakoon/products/price.htm
ここにある、
「音の傾向としては、レジン版はカチッとしたメリハリのある音、テフロン版は響きが豊かな柔らかめの音、レジンとテフロンの組み合わせでは、その中間の音になります。」の説明は、今回の私のところでの比較試聴のタイプの違いには当てはまりませんでした。
SATRI-IC以外は同じでSATRI-ICのタイプだけが違う2台の比較試聴はしたことがないので、その違いがどれほどのものなのかは知らないのですが、5512K-wingはCタイプ、5530MK2はBタイプで、メリハリのある印象は5512K-wing、5530MK2は優しい暖かい感じがしました。
これはSATRI-ICの違いによる部分以外の傾向の方が強く出てきているのでしょうね。
ここまでは、普段、私が音楽を聴いている、少し声を大きくすれば話が出来る程度の音量での色々なジャンルの音楽を聴いた感想です。
次は、5512K-wingでは出せない、5530MK2のフルゲイン音量でのボレロ試聴の感想です。
その前に、無入力(入力端子未接続)のフルゲイン時のノイズですが、5530MK2はホワイトノイズが出てますね。スピーカに近づくと分かります。
スピーカから2.5m離れたリスニングポジションでは気になりませんが、真夜中の静かなときだと、リスニングポジションでも分かるかも知れません。
ただ、さすがにそんな真夜中にフルゲイン再生は出来ません。(^^;;
5530MK2はフルゲインですが、DACの電流出力が 1.2mA P-Pですので、本来のSATRI-LINKの約半分程度の電流になっていますので、5530MK2での最大音量には達していません。
5512K-wingでボレロを聴くと、いつも小さな音のドラムとフルートから始まるのですが、5530MK2フルゲインでは、普通の音量で始まります。
この部分をSATRIアンプで、この音量で聴いたのは初めてです。
思わずにやけてしまいました。(^^)
この部分をこの音量でありながらこの音質で体感できる幸せ。
そして、その先の予感。
演奏が進むに連れ、それぞれの楽器の演奏の音量が少しずつ大きくなり、また、複数の楽器の同時演奏になっていきます。それぞれの楽器の音がきちんと同じ場所から同じ音質で鳴っています。金管、木管、弦、ドラム、それぞれの音がそれぞれ気持ち良く鳴り響いています。
どんどん盛り上がっていきます。どんどん演奏に引き込まれていきます。
クライマックスでは、少し身震いしてしまいました。
演奏が終わり、心地よい満足感で満たされました。
以前、E-405でこのくらいの音量でボレロを再生させたことがありますが、最後は、うるさくなってきて、心地よくなかった印象があります。
ま、そのときは、アンプ以前のDACやPCトランスポートの音質も今より悪かったので、アンプだけの違いではありませんが、この音量でこの気持ちよさは、なんというか、怖いですね。(^^)
気持ちよかったものの、部屋がこの音量をそれなりに再生出来る環境になっていない感じもかなり受けましたので、5530MK2のフルゲインの再生音をもっときちんと聴くには、もう少し広い空間と部屋鳴りの少ない
デッドな環境が必要なように感じました。
ボレロ以外にも、何曲かオーケストラ演奏のクラシックをフルゲインで聴いてみましたが、この迫力でクラシックを聴くと、また印象が変わりますね。
普段、5512K-wingで聴いていると、それなりに音楽に浸っていても、どこかで聴いている音楽以外のことも考えていたりもしますが、この音量なら、全身全霊どっぷり音楽に浸ってしまい、他事を考えてられないですね。(^^)
音楽から感じるイメージが否応なしに頭に浮かび上がってきて、その世界に浸りきってしまい、ある種の快感があります。
ただただ音量が大きいだけでは、こうは行かないと思います。
5530MK2の魅力は、これでしょうね。
今回、AMP-5530MK2の試聴をさせてもらっての私の感想は、「大は小を兼ねてくれなかった」ということです。
それなりにハイパワーを出そうとすると、小音量時には、若干犠牲になってしまうところができてしまうということでしょうか。
SATRIアンプの最高峰は、AMP-5501ですが、この仕様が10Wモノラルということを考えると、音質を追求すると音量はあきらめないと仕方ないということでしょうから、どちらを優先するかということなのでしょうね。
普段、そんなに大音量で聴くことはありませんが、5530MK2のフルゲインのボレロは、忘れられません。
いつかは、自分のリスニングルームであの音量・音質でボレロを聴けるようにしたいと思います。
良い経験をさせていただきました。
ありがとうございます。
バンナさんの試聴記
外観ですが、現行の5511MK2より遙かに大きいですが、パワーアンプとしては標準的なサイズ・重量でしょうか。
フロントパネルの厚みは頼もしいのですが折角なので残り3面も同じ厚みの筐体にしたと思ったのは私だけでしょうか。
スイッチオンオフでバツッとノイズが出るのが気になります。
フルヴォリュームではSPからの「シー」とノイズがリスニングポジションまで結構な音量で聞こえます。
さて、音ですが5511MK2との比較ですが、一聴して低音の力が俄然違います。制動力が強いという事でしょうか?以前PRE5410を試聴した時に感じた明瞭感とは又違う感じではありますが記憶が薄れているので定かではありません。
中高域ですが更に細かい音まで減衰させる事なく出力しているようでより繊細感が増しニュアンスの表現がすばらしくホールトーンも美しく感じます。
5511MK2より音場はOFFぎみに音像はエッジを柔らかくより自然?に展開する印象です。どちらが正確なのでしょう?
5511MK2の躍動感に5530MK2の制動力と繊細感が加われば最強?と思いました。
できれば5511MK2のサイズ・価格×2でモノアンプ構成ってのは無理ですか?>永井さ
ん!