AMP−5540MKV

 現在考えられる最高のアンプを作ってみたいと思いました。しかし、新しい基板やシャーシを作るのではあまりにもリスクが大きすぎます。そこで目に入ったのが試聴室の隅に片付けてあったAMP−5540です。
 このアンプは当時、最高のパワーアンプを作ろうと言う意気込みで完成させたアンプで、15mm厚のアルミパネルは立体印刷で木目を印刷した塗装をしてあり、天板は同じく立体印刷で紅御影石の模様をあしらってあります。当時の「MJ 無線と実験」誌の表紙を同じデザインのAMP−5520が飾ったことがあるほどです。シャーシは3mm厚のアルミで、ヒートシンクは200mmの高さがあります。保護回路としてはヒューズではなくサーキットプロテクタを使用しています。
 これを使えば、最高のアンプが出来るに違いないと確信して製作を始めました。
 回路は、SATRI回路V5.1、6.3、8.1、9.0の全てを搭載し、電圧増幅段の基板はAMP−5530MKU用の基板とし、出力段もオリジナルのMOS−FETから、よりインピーダンスが低く駆動力のあるバイポーラトランジスタに変更しました。下の写真を見ていただくとお分かりのようにオリジナルと比べると、まったく別の回路になりました。


AMP−5540

AMP−5540MKV

 部品も入力セレクターにはセイデンのロータリースイッチ、ATTにはビシェイの無誘導巻線抵抗を使っています。


 内部はご覧のように電源トランスには1KVAのRコアトランス、80,000μFのコンデンサバンク、それに、MK3では新たに電圧増幅段に低電圧電源を設けて、さらに低雑音にしました。

 バックパネルにはヒューズの代わりにサーキット・プロテクタが装備されています。

 
試聴記