弊社に試聴に来てくださったお客様の試聴記です。
数少ない試聴記になると思いますので、購入時の参考にしてください。
竹男さんの試聴記
5540MK3を直に聴いた数少ない者ですので、インプレ書きます。
ただ、自室で自分のシステムに組み込んで聴いたのではないので、
本当にちょい聴きの感想であることをご了承ください。
見た目に存在感があります。SATRIの中では厚み(高さ)が圧倒的に大きいです。
奥行きはむしろ5530の方が大きいです。TOAの300Dぐらいの感じでしょうか。
デザインはSATRIの系譜そのままです。ヒートシンク、天板、フロントプレート等、
十二分な厚みがあって筐体の機械的強度はちょっと前の大手メーカー製アンプ
にひけをとりません。勿論脚もステンレスのムク。端子やセレクタやアッテネータ
は皆様ご承知の通り。
出力も300W/ch。50Wだとちょっとむちゃな使い方の場合、気絶しますが、
よほど特殊な環境か使い方でない限り有り余っています。実際、視聴室
ではそうでした。5530までとは違った、ハイパワーアンプの独特の感じが
伝わってきます。音質もこれまでのSATRI製品とはちょっと違った傾向に
感じました。
SP駆動力という定義はありませんが、あえてそれを言葉で表現すると、
5530が両手でコーン紙を掴んで破綻しないくらいに動かしているとすれば、
5540は張り手でバシバシ動かしている様な感じ・・・?・・・と言うとなんだか
オーバーシュートして歪みっぽいように思われるかもですが、そうではなく、
5540を聴いてしまうと、5530は「コーン紙さん、動くのはここまでだよ。」
と抑えているように感じます。5540は、「はよ動かんかい!」とばかりで、
SATRIスピーカーが飛んでしまいそうでかわいそうなくらいでした。是非、
実質口径30cm以上のSPで聴いたみたかったです。
ハイパワーアンプにありがちな細部のネグレクト感は皆無ですし、音像は
むしろ小さく、音場はSATRIの特徴そのまま。声、楽器の質感や、弦、皮、
木、金属などのアタック音がよく出ます。聴感上のF特はややドンシャリか。
しかし、これはSPや部屋の影響が大きいのかな?声の表現がいいのは
言うまでもありません。
バブル時代の大出力アンプを彷彿とさせるものを感じました。バイポーラTr
をうまく生かした強力なハイパワーアンプということでしょうか。その中でも、
またSATRIアンプの中でも辛口最右翼のアンプでしょうネ。
多分辛口が好きな当方、いたく気に入りました。当方がメインで使っている
5511mk2を取り替えるのなら、音質的には5530よりこちらです。時期が
納税前でなければなあ・・・(*^_^*)