ヘッドフォンアンプHDA−5210試聴記


沖縄の宮里様
HDA−5210の試聴記を書かせていただきます。
 
私は日頃ヘッドフォンで音楽をほとんど聴きませんので、
こんなに長時間ヘッドフォンで音楽を聴いたのは、確か、目の病気で入院中の10代の頃ですから、たぶん18年ぶりでしょうか。
いろんなことを思い出しながらの試聴でした。
  
<使用した機材>
 
ヘッドフォン:
Sony MDR-CD780
(型式:密閉ダイナミック型、インピーダンス:32Ω)
これをメインで使用。
 
Victor HP-D330
10年ほど前に購入、周囲の音がはっきりと聴こえるので、たぶん開放型だと思います。インピーダンスなど詳細は不明。
 
 CDプレーヤー:
YAMAHA CDX-496
HDA−5210と一緒に机の上において使用しました。
 
CEC CD3300
SATRIスピーカーとの比較試聴のときに、PRE−7610を通して使用。
 
その他、
PRE−7610からSATRI−LINKでAMP−5511MK2と接続して、ヘッドフォンと同時にSATRIスピーカーを鳴らして比較試聴してみました。
 
 
1.音のクオリティ。
音の透明感、解像度といい、全く文句の付け所がないと言った感じです。
特に電流出力での解像度、そして音の広がり感には感動しました。
電圧、電流出力とも共通して奥行き感が出ており、ちょうどAMP-5530MK2の音のような高い精度と情報量には感動しました。
音の傾向としてはAMP-5530MK2のBタイプのような非常にクリアでシャープな感じの音に聴こえました。
曲によっては、音がシャープすぎると言うか、高音がきつい感じに聴こえることもあったので、私の好みとしては、AMP-5530MK2のDタイプのような、ちょっと華やかな感じの、少し柔らかいような響きが出ると楽しいかと思いました。
同じ電圧出力でも、直接CDプレーヤーの端子からの音は音量を上げれば上げるほど、ただうるさいだけで、それに対してHDA−5210の電圧出力は、さすがSATRIの音、非常に高いクオリティで、音量を上げてもうるさく感じません。
それをさらに情報量と解像度を増したのが電流出力側の音だと思います。
 
 
2.ノイズレベル。
私が聴く音量の範囲内ではほとんどノイズは感じられませんでした。
特に電流出力では、最初アンプからのノイズかと思ったら、実はCD、たぶん原盤でのヒスノイズや、録音時でのノイズであることが、曲が終わった時や停止させた時に気付くことがありました。
今、気付いたのですが、音楽を流さない状態で、ATTを全開にしてノイズの状態を確認するのを忘れておりました。
ですが、かなりの音量で、電圧、電流出力両方で試聴したのですが、、アンプからのノイズは、私の耳では全くと言ってよいほど感じませんでした。
 
 
3.電圧と電流出力の違い。
スピーカーに置き換えて聴こえ方を表現しますと、電圧出力は通常のスピーカーのような聴こえ方で、電流出力はまさにSATRIスピーカーそのものと言った聴こえ方でした。
ライブアルバムなどでは、ちょうど耳の後ろ辺りから拍手の音が聴こえたのには正直驚きと感動を覚えました。
と言うか、鳥肌が立つほどでした。
ATTを回して音量を上げるにつれて、あのピアニシモさんで聴いた音圧と感動がよみがえってくるようでした。
電圧出力側でも音量を上げて試してみたのですが、やはりあの音圧は電流出力でしか味わうことが出来ませんでした。
電圧出力もそれなりの魅力があるのですが、やはり私としては、たとえ低い音量で聴くとしても、電流出力が気に入ってしまいました。
 
 
4.ヘッドフォンとのマッチング。
今回の試聴では2種類のヘッドフォンでしか試聴できませんでしたが、Victor HP-D330の場合、古くて安物のヘッドフォンでも全くそれと感じさせないすばらしい音を、特に電流出力では聴かせてくれました。
これには大変驚きました。
当然なのですが、ソニーのものよりも音があまり良くないので、どうしても試聴には使う気にはなれませんでしたし、たぶん開放型だと思うので、専ら音声でパソコンを操作するときのBGM用として使用しました。
パソコンの音声の妨げになることもなく、音楽がすっきり、はっきり聴こえました。
CDプレーヤーのヘッドフォン端子に直接接続して、同じように音楽を聴きながら音声でパソコンを操作してみたのですが、耳障りと言うか、耳が疲れますし、いらいらしてきます。
それがこのHDA−5210ではそうならないのです。
電圧、特に電流出力で使用するときでも問題なく使用できましたが、電圧、電流両方とも高音が、ソニーのものよりもきつく聴こえましたので、
今回の試聴ではあまり使用しませんでした。
 
Sony MDR-CD780の場合、
実売価格が1万円ほどだったので、当然ビクターのものよりもすごく音が良く聴こえました.
電流出力でのあの音の出方はまさに感動ものでした。
もちろん、電圧出力でも快適でしたが、
やはり、私の好みは電流出力でした。
 
電圧、電流両方の端子にそれぞれ交互に接続して聴き比べをしたり、それぞれの端子を抜き差しして音の変化を確認してみたのですが、ソニーのヘッドフォンを電流側に差し込んでいるときに、ビクターのヘッドフォンを電圧側に差し込んだとき、電流側のソニーのヘッドフォンに少し音の変化が感じられたような気がしました。
また、電流側にビクターのヘッドフォンを差し込んで、電圧側でソニーのヘッドフォンを抜き差ししたのですが、その時は全く変化がなかったように聴こえました。
でも、ひょっとすると私の気のせいかもしれません。
 
 
5.後部ATTの必要性。
私は必要だと思います。
今回の試聴のように品格やインピーダンスの違う2種類のヘッドフォンを、電圧、電流出力を交互に同時に接続して使用する場合、音量を同じくらいにしたいときなどには便利ではないかと思います。
また、ヘッドフォンによっては、前面のATTだけでは音量の調節がしづらいと思います。
ただ、電圧側のATTを入れると電流出力まで下がるのはちょっと不思議でしたが、私のように電流出力が気に入ってしまい、そればかりを使用する人にはある意味便利ではないかと思いました。
それと、プリアンプからの接続のときにも後部ATTがあったほうが、音量の調節には便利ではないかと思いました。
 
 
6.その他気づいたこと。
できれば、前面ATTのつまみをもう少し大きめのものを使用して欲しいなと感じました。
具体的に言うと、プリやパワーアンプに用いられているATTつまみのほうが私は好きです。
 
ヘッドフォン端子についてなのですが、私のような視覚障害者の場合、指でなぞりながらその場所を確認して差し込むので、端子そのものが突起していると判りやすいような気がしましたが、私は個人的に、今のそのままの端子のほうが、質感と言うか、触った感じが高級感があって好きです。
たぶん見た目も、今のそのままのほうがいいように感じる方も多いと思います。
 
本当に軽くてコンパクトなので、どこにでも設置できそうなのですが、ただ、思ったよりも本体が熱を持つと言うか、触れないほどではないのですが、ちょっと熱かったのが気になりました。
 
入力は2系統あったほうが私にとってはありがたいです。
私はCDプレーヤーの他に、将来的にはパソコンと接続して、ネットラジオを聴きたいと思ったからです。
 
 
7.SATRIスピーカーとの聴き比べ。
幸運にもサウンドギャラリーさんを通してAMP-5530MK2(Bタイプ)をお借りすることが出来ましたので、この贅沢なアンプとSATRIスピーカーとの組み合わせと、HDA−5210と交互に聴き比べをすることができました。
この場を借りてサウンドギャラリーさんには感謝申し上げます。
ただ、残念だったのは、野津さんにHDA−5210をお渡しする前日に、PRE−7610とHDA−5210を接続して、ヘッドフォントSATRIスピーカーを、同じ音楽を同時に鳴らして比較試聴することを思いついたのですが、その時にはすでに、AMP-5530MK2をサウンドギャラリーさんが回収してしまった後だったのでこのアンプでの比較試聴が出来ませんでした。
それで仕方なく、私のAMP−5511MK2(Dタイプ)での比較試聴となりました。
 
電流出力側での聴こえ方は、まさにSATRIスピーカーそっくりと言うか、違和感がほとんどありませんでした。
逆に、SATRIスピーカーがこのヘッドフォンで聴こえる音のように、もっとレンジが広く、音圧が出てくれればと思ったほどでした。
その点から考えると、このHDA−5210は、これからのスピーカーの理想の聴こえ方と言うか、大げさに言うと、ある意味、これからのスピーカーの進化する上での、進むべき重要な道を示してくれているのかもしれません。
目の前から向こう、そして手前から場合によっては後ろのほうまで、しっかり定位しているように聴こえたのには驚きました。
これは、AMP-5530Mk2とSATRIスピーカーとの組み合わせでの聴こえ方を、さらに進化させた聴こえ方だと思います。
 
 
8.最後に・・・。
今回の試聴ではいろんなCDを引っ張り出して聴いてみました。
特に電流出力では、聴こえすぎる(見えすぎる?)ぐらいにいろんな音が、まるで見えるかのように聴こえてきましたので、つい調子に乗って、録音の「あら捜し」をしてしまい、自分自身の意地悪な、さもしい性格の一面が出てしまったような気がして、また新たな自分を発見したような気がしました。(トホホ・・・、)
 
今回の試聴で思ったことなのですが、テープやレコード、CDなどの録音媒体において、録音の作業と言うのは、最も重要な要素で、なおかつ繊細でもっと大切に扱わなければならない仕事ではないかと思いましたし、演奏よりも大変難儀をする仕事なのではないかと感じました。
録音技術者のご苦労が少しだけ判ったような気がします。
 
今回の試聴では貴重な体験と、新しい発見がありました。
試聴の機会を与えてくださって本当にありがとうございました。
 
 
そして今年の目標が出来ました。
そうです、このHDA−5210の製品版を購入することです。
今は経済的にちょっと苦しいので、すぐには購入できませんが、どうにかがんばって、やりくりをして手に入れたいと思います。
 
沖縄の野津様:
ヘッドホンアンプの簡単な試聴記を書きます。
日曜に、宮里さんから受け取りました。
夜分遅くに失礼しました。

情報量が多く、うるさくなく、音楽を聴くのが楽しいアンプです。
私のヘッドホンはHD580で、低域にインピーダンスのピークがあるので、電流モードだと低音過多ですが、いやな低音ではないのでそれなりに楽しいです。
ただ、長時間だと疲れます。
電圧モードでは何の問題もなく、楽しんでいます。

1.音のクオリティ。
これについては、もう少し聞き込んでみたいと思います。
常用の5512改より良いことは確かです。
こんな音が入っていたのか、という発見が多いです。
ソースを選ばないのも特徴かと。
どれも、それなりに楽しく聴けます。

2.ノイズレベル。
問題ないと思います。

3.電圧と電流出力の違い。
低音の量が違うので、比較するのが難しいです。
電圧の方が情報量が落ちるようには今のところ感じません。

4.ヘッドフォンとのマッチング。
電流出力は、ちょっとHD580にはあわないと思います。

5.後部ATTの必要性。
これは、あった方がよいと思います。
電流出力の時はHD580は300Ωなので、だいぶ大きな音が出ます。
後部ATTがないと、音量調整がしづらいです。

環境は以下の通りです。

PC→audiophile-usb(USB接続できるDAC)→LPF→HDA-5210→ゼンハイザーHD580
プレーヤーはwinampで、asio出力です。
audiophile-USBはAK4528、CS8427を搭載するDACで、
バッファをOPA627に、コンデンサをOSコンに換装済み。


アシュケナージのショパンを聴きましたが、これが秀逸な録音で、HDA-5210で聴いていると大変楽しめました。
5512改に戻すと、曇ってピアノがどうしても「がなって」しまうのです。
まあ、5512改はATTではなくVRですが、その影響とは思えない格の違いです。
よく、スピード感とか、キレがよい音とか表現しますが、まさにそんな音です。一つ一つの音がきちんと分離して団子にならず、曖昧さのない音です。一枚も二枚もベールをはがして見渡せる感じは圧倒的です。
しかし刺激的ではありません。
官能的という意味では刺激的ですが。

むしろ音量感はなく、ボリュームを上げてもやかましくない。
キレの良い音がここまで演奏者の気迫を伝え、聴くものにとって快感になるとは知りませんでした。

もう、虜になりつつあります。

ドボルザークの新世界も聴きました。
今までは生々しさに欠けていて聴く気がしなかったのですが、HDA-5210で聴くと楽器の表現が豊かで、音楽家の意図が伝わってくる気がします。
オーケストラの演奏は間違いがなく完璧で、楽譜通りで一辺倒でつまらないと思っていたのですが、大間違いでした。
生々しく、人間が演奏していることが実感できました。

オーディオの大切さが、改めて実感できました。
今更何を、という感じですが。

オーディオが進化すると、音楽の幅が広がりますね。
理詰めで作ったオーディオに「こんなにすばらしい音楽があるよ」と教えられるのは、ちょっと不思議な気がします。

15年前に購入したサザンのCDを聴いていて、新たな発見があるのには驚きました。
ミキサーの(よけいな)演出がすべて手に取るようにわかるので、「ギター一本でいいじゃないか!」とツッコミを入れてしまったほどです。
楽しく聴けないかというとそんなことはなく、どんなソースも楽しくきかせてくれるのも、良い点だと思います。

さいたまAudioさんではKitの製作が進行中です。

豊永様:

さて、試聴記ですが、、、まず機材はCDトランスポートがESOTERICのP-10改造
物、DACが自作のPCM-1704Kを使ったノンオーバーサンプリングDA、ヘッドホンが
SONYのMDR-CD900(インピーダンスは実測65Ω程度)とaudio-tecnicaのATH-EM7
(実測、約30Ω)といったものです。尚、ソースは鮮度を重視して、自分が録音
した物が中心となってますので、一般性は薄いかもしれません。

1.クォリティ
 電圧電流共、忠実度はかなり高いと思います。比べると電流出力の方が鮮度も
高いく、高域の伸びもあり、付帯音も少ないです。この差を非常に大きいと捉え
るか、少ないとするかはそれぞれ人によって違うでしょうが、私はそれほど大き
いとは思いませんでした。決定的な違いは後の3で述べます。

2.ノイズレベル
 聴感上は問題ないと思います。ただフルボリュ−ム時のハムノイズがやや大き
いです。これはちょっと気になりますネ。

3.電圧駆動と電流駆動の違い
 インピーダンスが30Ω程度のATH-EM7の時に音圧差があまり無かったように感じ
ました。この駆動の違いによる差が一番大きいと感じたのは低域です。電圧駆動
で聞いていれば、そんなもんかなという感じですが、電流駆動に変えると低域の
量感がたっぷりになり(それでも特にブーストしている感じではない)、聞いて
いて気持ちが良いです。ここにハマルかもしれません。要注意!(ハハハ)

4.後部ATTの必要性
 特には必要で無いかもしれません。しかし、電圧駆動、電流駆動の音圧差調整
をしたい場合もあると思うので、出来ればあった方が便利でしょうねぇ。

以上、簡単なコメントを書かせて頂きました。
永井さん、試聴機ありがとうございました。
う〜ん、私もVISHAYのATTがちょっと気になっているのですが・・・(^_^;)。

トッチー様の試聴記

早速聴いてみた第一印象です。

機器
CDP ケンウッドDPF-7002(トランスポートとして使用)
DAC khimairaさんTDA1545AトランスIV

比較対象
SCA−7510と比較しながら聞きました。

ヘッドホンはゼンハイザーのHD600です。

1.クォリティ
クオリティは高いと思います。
SCA−7510と同じ曲を聴いてみますと、SCA−7510が古い音に聞こえます。
SCA−7510が抑揚がないというか、つまらない音に聞こえてしまいます。
これを聞くとSCA−7510には戻れなくなります。
霧がかかったような、高域も低域も広がっていない音に聞こえてしまうから不思議です。
あれだけ気ににっているSCA−7510なのですが・・。

2.ノイズレベル
私の家では電圧出力はノイズレベルは問題ありません。
SCA−7510と同じく、ボリューム最低からフルボリュームまで無音と言っていいと思います。
この、ノイズレベルの低さがサトリの魅力のひとつですね。

電流出力は無音とは言えません。
左チャンネルより大きめのノイズがでます。
時計の9時くらいから徐々に聞こえはじめ12時では音楽が鳴っていても分かります。ハムだと思います。

パソコンの近く、SCA−7510の上にのっけて聞いていますので良くないかと思いました。

コンセントも別の所から引っ張り、少しディスプレイやSCA−7510から離してみたのですが、効果はありませんでした。

昼間聞いていたときも、現在(夜10:20位)も電流出力だけ出ます。
交流電圧は98vでした。このせいなのでしょうか。

ノイズとは違うのですが、電流出力に限りスイッチのオン・オフ時にブチッというような音がします。
また、ボリュームを最低にすると同様な音がでる時があります。

3.電圧駆動と電流駆動の違い
電圧駆動と電流駆動では差があります。電流駆動の方が好みです。
電圧駆動はそれでもSCA−7510を良くした音だと思います。
電流駆動の方が伸び伸びと歌う感じになり、ボーカルなんかだと一歩も二歩も近づきます。電圧駆動とは別物と思います。
低域は量感は増えますが、それほど気になる不自然さはありません。

4.後部ATTの必要性
私はどちらでも良いと思います。
電圧と電流の出力差を調整したいのであれば必要だと思います。
毎日使っていれば、電圧なり電流なりどちらか固定になると思います。


以上です。

1週間聞いてみて、印象が異なるようでしたらまた書きます。
私の所は、環境のせいなのか他の方の所よりノイズが多くて残念でした。
田舎なので、電源環境は良い方だと思うのですが・・。
このようなノイズはSCA−7510をはじめ、他のサトリ機器では聞こえたことがありません。
すいません、初っぱな厳しいことを書いてしまいました。

トッチー様の改修後の試聴記

日曜日にヘッドホンアンプが届きました。
少し時間がとれましたので、試聴記をお送りします。

機器は前回と同様です。

機器
CDP ケンウッドDPF-7002(トランスポートとして使用)
DAC khimairaさんTDA1545AトランスIV

比較対象
SCA−7510と比較しながら聞きました。

ヘッドホンはゼンハイザーのHD600です。

試聴のCDは

モーツァルトピアノ協奏曲 9番&18番 ハイドシェック
ミュージックオブザナイト レイモン・ルフェーブル
Lee soo young (韓国の女性ボーカル)6.5集 As time goes by
です。

まず、HDA-5210の電圧出力と電流出力で聞き比べをしたのですが、電流出力が好みでしたので、こちらとSCA-7511との比較をしました。

1.クォリティ
クオリティは高いです。
前回試聴と同様に抑揚がないというか、つまらない音に聞こえてしまいます。平板という感じでしょうか。
今回感じたことは・・。
・とてもヌケがよい。キレがよい。
 ギターが出るところでは、ギターのカッティングがよく分かります。
 SCA-7511ではこうはいきません。HDA-5210はギターらしくギターが鳴ります。
・高音は細かい音まで聞こえます。こんな音が入っていたのかと思うことが何度もありました。
・低音は強く感じます。
・SCA-7511と比べると変な言い方ですが、とても隈取りが強いと言いましょうか、音が濃いです。
 SCA-7511が石清水ならばHDA-5210はミネラル水かなぁと思いました。
 石清水は好き嫌いが少ないと思いますが、ミネラル水は好きな人にはとても好きだと思いますが、苦手な人もいるのでは・・とも思いました。
・私のヘッドホンはオープンエアー(でしたっけ?)で、外の音が聞こ えるタイプです。電流出力ではボリュームを大きくしても、外の音が聞こえます。何故かわかりませんが・・。ノートパソコンのファンの回っている音が音楽を聴いていても聞こえました。

2.ノイズレベル
SCA-7511は全く問題ありません。
HDA-5210は電圧出力は全く問題ありません。
電流出力も永井さんのところで改良されてから、通常の音量では全く問題にならないと感じました。
ただ、スイッチを入れて1〜2分以内にボリュームを動かすと、急に「ボツッ」と大きな音がします。(何故か左チャンネルのみ)暖まってくると、音はしなくなるようです。
高級なヘッドホンを使用している方は気になるかなぁと思いました。
スイッチを切るときにも、こちらは小さく「ボツッ」と音がします。
SCA-7511はスイッチONの時に、「ボツッ」と音がします。

前回は、ボリュームを最低にすると同様な「ボツッ」という音が出ましたが、今回はしませんでした。

3.電圧駆動と電流駆動の違い
前回と同様に感じました。
上手く理由は言えないのですが、好みは電流駆動です。
音が近くて、濃い。細かなディテールもよく分かります。
伸び伸びとして、ヌケがよいです。

4.後部ATTの必要性
これも、前回と同様です。
私はどちらでも良いと思います。
電圧と電流の出力差を調整したいのであれば必要だと思います。
毎日使っていれば、電圧なり電流なりどちらか固定になると思います。
そうなれば、必要とは感じません。

以上です。

きれいにノイズがなくなっており、とても音楽を楽しむことができてい
ます。

安富様の試聴記

使用環境
CD:Creative iNFRA52X
DAC:h_fujiwara PCM61P(8パラ:実装は6パラ)
Headphone1:SENNHEISER HD580(300Ω)
Headphone2:SONY MDR-E888SP(16Ω)
(ウォークマン用にしては少し高価)

1.音のクオリティ
1)電流出力
 独特の空間を作り出します、非常に情報量が多くコンサートーホールでの余韻や場の雰囲気まで全て表現されている様な気がします。
 少し前に、SATRI-KitのアンプにVer6.2付きのプリを入れて劇的にスピーカから出てくる音が変わったのと良く似ています。

2)電圧出力
 当初、電流出力の良さにばかり気をとられていてつまらない音に聞こえる場合がありました。しかし、ピアノのソロを聞いてみるとそれは間違いで非常にCDからの音を忠実に色づけなく素直に出力しているだけでした。ボリュームをあげても長時間連続して音楽を聴いても耳がまったく疲れません。
 音楽のジャンルおよびヘッドホンとの相性は少ないと思います。

2.ノイズレベル
 最初の報告に書いたように、電流出力ではハムとノイズがやはり最後まで多少気になりました。永井さんのコメントにあったようにもう少しアッテネータの減衰量を増やせば分からないと思います。

3.電圧と電流出力の違い
 電流出力と電圧出力で雰囲気は非常に異なります。電圧出力の場合、非常に解像度が高い繊細な感じです。電流出力の場合は、一見解像度が低いもやっとした印象ですが、実は電圧出力より倍以上の情報量があり、独特の空間を作り出しています。
 HD580とSonyでは、より解像度の高いHD580の方がこの差が顕著に感じられます。
 また、電流出力では、HD580とSonyで聞こえ方の差が非常に小さくなります。

4.ヘッドフォンとのマッチング
 HD580では低域のインピーダンスが高くなるため、非常に耳が疲れます。電圧出力に変えるとすごく音楽を聴くのが楽になります。(でも電流出力はやめられません)

5.後部ATTの必要性
 電流出力の場合、HD580のようなハイインピーダンスのヘッドホン用にもう少し減衰量を大きくして3段階あった方が、ボリューム調整がしやすいと思いました。

6.その他
 ボリューム(アッテネータ)にVishayの金皮を使われているとのことですが、巻き線に変えると、パワーアンプ以上に劇的に音が変わるように感じましたが。その辺はどうなのでしょうか?


 最後に、初めての試聴でしたので最後の試聴記を書くまでは少し緊張しましたが、それ以上にいい経験でした。今回は試聴させて頂きありがとございました。

中谷様の試聴記

HDA-5210の試聴記を書かせていただきます。
生活環境上大きな音が出せないのでその代わりにいくつかヘッドホンを持っています。具体的なヘッドホンとの相性も含めてレポートします。

当方の環境です。
CDP : SA8400
現所有ヘッドホン
Sony Qualia 010 (70Ω・1kHz にて)
Sony MDR7506 (63Ω・1kHz にて)
GRADO RS-1 (32Ω)
FOSTEX T50RP (50Ω)
Sony MDR F1 (12Ω)
途中にHDA5210を介して試聴しました。
ジャンルはいろいろですがあえて割愛します。

1.音のクオリティ
SCA7511を所有してもう満足状態だったのですが、それとの格の違いを感じました。もちろんHDA5210の方が上です。馬力の基本的な違いを感じました。
SCA7511にはPCN抵抗を用いたアッテネーターを用いております。そのため顕微鏡のような細かさでよどみのないSATRIの音を楽しめていました。しかしながら今回のHDA5210との試聴で、その細やかさがいくぶんアンバランスであったかなと思っています。
特にHDA5210の電流出力の力強さ、音像の切れによって、音楽の全体像が素直に見えてきたような感じがしました。一方、電圧出力の方は、現所有機との圧倒的な差は感じませんでした。
ただ興味深いのはヘッドホンとの相性がかなりあったということです。あるヘッドホンでは今まで聞いたことがなかった音を聞いて驚きましたが、一方別のヘッドホンでは電圧と電流との違いはそれほど感じられませんでした。その点は注意すべきかなと思います。

2.ノイズレベル
ハムは全くありませんでした。ノイズはヴォリューム最大で聴こえます。音楽鑑賞には全く問題ないレベルですが、ヴォリューム最大でノイズが聞こえるということ自体を気にする人はいるかもしれません。

3.4. 電圧と電流出力の違いおよびヘッドフォンとのマッチング
主に電流出力の印象を書かせていただきます。
ヘッドホンによってかなり異なりました。以下に記します。
●電流出力で劇的に音が飛躍する機種
Sony Qualia
010 今まで聴いたことのない音でした。同機は高音の独特ののび、美しさと音場の広さが好きだったのですが、今回それに切れのいい低音が加わって本当にすばらしいです。これまでは聴きづかれしやすく体調のよい時にしか聴けなかったのですが、HDA5210の電流出力によってむしろ、総体的なバランスが安定し大変聴きやすくなりました。

同 MDR7506 いわゆるモニターライクなヘッドホンといわれているものです。高音のきつさが嫌いでほとんど聴いていないのですが、電流出力で別のヘッドホンと思われるぐらい変りました。こちらも総体的なバランスが大変よくなります。こちらはそれほど価格が高くないのでお奨めと思いました。

●ほとんど変わらない
GRADO RS-1 若干電圧出力の方が解像度が高く、パンチもあります。
FOSTEX T50RP 情報量、音量は増えます。しかし基本的な性格(地味でやや曇り気味のフラット)は先の2機種に比べると変らないと思います。

●むしろ解像度が低くなる
Sony MDR F1 くもった音になります。 

5.後部ATTの必要性
実は試聴記を書く時に永井様に確認をとらせていただいたことがありました。
同ATTは本体前面からみて右が電流出力、左が電圧出力用となっております。しかし電流出力については、左右のATT双方が効いておりました。つまり一つを下げると音量が低下し、もう一つを下げるとさらに音量が低下します。そのため左右のATT双方を下げて効いていると電流出力の音量が総体的に電圧出力に比べかなり低くなります。それだけで試聴の印象が変ってしまうので個人的には注意が必要だと思います。永井様の説明ではこれで正常とのことでした。
つまり電圧アッテネータは、電圧出力と電流出力に利き、電流アッテネータは電流のみしか利きません。これは、電流出力は電圧出力の信号から抵抗で電流を作り出しているからです(永井様の説明より)。SATRI初心者のため基本的なことに気づかなかったようですが、評判と自分の試聴の印象が違う時はアッテネーターをかけないで聴かれることをお奨めします。当方の評は後部アッテネーター抜きの場合です。

それゆえ後部ATTの必要性については、
あったほうが良いと思いますが、電圧、電流双方に効くのであれば、電圧アッテネーターのみでいいのではないかと思いました。また自分が大きく間違っているかもしれませんから、その際はご教示いただけると幸いです。

6.そのほか
また機体温度の上昇を気にしていたのですが、自分の木造長屋の環境では寒すぎるせいかほんわか程度で大丈夫でした。ただ底盤をさわりましたら熱くて入れないお風呂ぐらいになってはいました。個人的にはこの部分が少しネックになっています。冷房のない角部屋で夏を乗り越えられるか。。。またボリュームは動かしますとときたまピチッと破裂音がします。ボリューム部分だけの問題と思います。音量を上げる時はヘッドホンのプラグを抜いてから行ったほうがいいと思いました。

以上です。このたびの試聴とてもいい体験になりました。この場を借りて永井様、皆様に申し上げます。

ひろせ様の試聴記

試聴環境

Accuphase DP-65V (transport)
satri dac2000k
金田168 Preamp
Sennheiser HD-580

試聴

まず、発熱が結構あるのが気になります。たかだがヘッドホンアンプの出力にしてはかなりの発熱と感じます。また、前面のアッテネータを回すと、がりというノイズが乗る場合があります。電流出力より電圧出力のほうが顕著です。
どうにかならないでしょうか、、、、
電流出力では若干ハムが乗るようです。

電流出力
解像度が高く雰囲気がある音の出方ですが、エネルギー感に若干乏しく、聞いていてあまり面白くありません。出てくる音はきれいですので、弦楽器などはとても雰囲気よく鳴るようです。ヘッドホンですので再生される音場はスピーカ出力のそれと異なりますので直接の比較はできませんが、空間の再現能力は電圧出力よりはあるようです。

電圧出力
聞いていて楽しいのはこちらです。電流出力と比べ若干大味で解像度などはやや落ちている感じです。しかし、音にエネルギーがあり、ピアノのフォルテのアタック音などはすごくいい感じです。ハイハットの高域もこちらのほうが抜けが良いように感じます。再生される空間は電流出力に軍配があがる感じです。

クラッシックなどは電流出力、ジャズは電圧出力と使い分けができそう、、というよりは積極的な使い分けが必要と思われます。他のヘッドホンがありませんから、ヘッドホンごとの相性はまったくわかりません。しかし、私の580で聞く限りにおいては、電流出力は580には若干合わないのではないかと思われます。

結城様の試聴記

視聴状態は以下のとおり。
SCD-777ES → Benchmark DAC1 ->HDA5210 → Beyedynamic DT-880
SCD-777ESとDAC1は別個のノイズカットトランス経由で電源供給。
DAC1には115Vを供給。
HA5210は銅単線形の電源ケーブル使用。(チクマのタップにバンドルされていたもの)

デジタルケーブルはOYAIDE FTVS-408 評価版、RCAにCardas GRCM使用の自作1mRCAはブラックスーナー(11mm)にRCAはCardas SLVA使用の自作品

通常はS&B TX-102使用の自作パッシブプリを介して、メインアンプ(真空管・Tr Aクラス・デジタルの3種類)に気分で繋ぎ換えています。
SPは主としてDynaudioユニット使用の自作SPと10cmBL。
また、密閉型38cmx2の自作SWを使用しています。
DAC1+DT-880の使用は基本的に夜間まじめに音楽を聞きたい時ぐらいです。
DAC1+DT880は、情報量が多く、かつ落ち着いた(地味な)音調だとおもいます。
以前はFostexのT-50RPを使用していました。これをDT-880に換えたときはベールが一枚はがれた気がしました。
DAC1はモニター用としては定評のあるDACで、HPA2という同社のヘッドフォンアンプユニットと同等のものが組み込まれています。
http://www.benchmarkmedia.com/interface/hpa2/default.asp
ただヴォリュームの質がネックになっている部分があり、DACも可変出力にすると音質が曇る欠点があります。HP使用時もSP出力から見ると細部の陰影がつぶれる傾向があります。

1 音のクオリティー
電圧出力でHDA5210を聞いたときは、それほどの変化は感じませんでした。
プラスの面としては低音部を中心に音が厚くなっている感じがありました。
マイナス面としては、アンビエント間が失われ、サウンドステージが狭まっています。

ただこれは使用したRCAケーブルの傾向でもあります。
電圧出力の音のクオリティーは大差なし。HPAとしては普通に優秀といった感じです
下手な可変抵抗器を使った機器と違い、音の細部につぶれがないことは大きな利点だと思います。

電流出力は別物です。たまたまピアノ曲を聴いていたのですが、アタック感とか、低音部の響きがぜんぜん違います。
しかし、興奮してCDを聞いているうちに音圧レベルがかなり高いことが判明しました。

後ろのATTを切り替え、音量を合わせて聞きなおしました。
低音部の響きというか、再現性は、音量を下げても変りありません。
DAC1+DT880では、低音部まできっちりと再現するものの、音が軽く、深みが足りないという欠点(対SP)がありました。
HD5210の電流出力では、音に深みが現れ心地よく音に浸ることができます。
音のバランスもDAC1より良好ですし、DAC1のHPAでは出きらなかった微細部分も聞き取れるようになりました。


2.ノイズレベル。
気になりません。まあ、ゲイン切り替え時のノイズは気にする人もいるでしょう。マニア限定の商品としては問題はないでしょう。
しかし、商品として一般化を希求するならここの対策は必須でしょう。

3.電圧と電流出力の違い。
1に述べたように違いすぎます。電圧出力のみなら、よくできた普通のHPAです。電流出力オンリーでも良いような気がします。

4.ヘッドフォンとのマッチング。
DT-880とは相性がいいようです。

5.後部ATTの必要性。
付けるのであれば、前面の方が便利な気がします。家人に話しかけられた時にミュートスイッチとして使えますので。
頻繁に動かさないことが前提のスイッチであれば、もう少し動かしにくいタイプのスイッチ(たとえばスライドスイッチ)のほうが不用意に切り替えてしまうことがなく良いような気がします。

今日はCSのClssicaJapanを主に聞いていました。接続は以下のとおりです。

CSチューナー/光デジタル出力ー>MonarchyAudio DIP24/96 ->XLRケーブルー> DAC1 -> HDA5210

オーケストラでは実況録音のホールの感じがよく現れ、オーケストラの各楽器も混濁したり、埋もれたりすることなくきっちりと分離してくれました。拍手も立体感を持った広がりを示し、一体となりながら個々の音を粒立たせています。しかも音のエッジをわざわざ立てたような分離でないことが好印象です。
今はEduard Egue The Lute Music of Sebatian Bach vol1(CD)を聞いていますが、ギターの音の反響が幾重にもホールをわたっていくのが違和感なく聞き取れます。
HDA5210は入力されたソースを非常に忠実に出力しているようです。
DAC1内蔵のHPAはここが今一で、SPからの出力と比較するとベールがかかったような感がありました。そのために最近では、夜間でもHPよりはSPからの小音量再生を選択することが多くなっていました。しかしHDA5210をとして聞く音は現状のSPシステムから出ている音より一クラス上になっているようです。電流出力のリアリティーには参ってしまいました。

坂口様の試聴記

HDA5210の試聴記です。

今回の試聴で使った機器ですが、トランスポートは5530MK2の試聴時と同じですが、DACは、電圧出力が必要なので M-audio SuperDAC2496の改造版を使いました。このDAC、4万円程度のものなのですが、改造に2〜3万円くらいの材料費を掛けて、オペアンプ、コンデンサ、ダイオードなどなど、かなりのパーツ交換をして、以前とは比べ物にならないほど良い音を出すようになっています。

ただ、それでも、5530MK2の試聴をさせてもらったときに、5530MK2でfujiwara DAC DAC1704S-8ベース PCM1704Uの電流出力との
音の比較をしてみたのですが、低域の量感や音の透明感、解像感、全体的な音の印象などトータルで、DAC1704S-8の電流出力の方が優っていました。

この条件で、5530MK2の試聴記のときに書いた環境でのスピーカ出力との比較試聴。SuperDAC2496にはバランス出力とRCA出力が付いていますので、バランス出力をAccuphase E-405に接続、RCA出力をHDA5210に接続してE-405のヘッドホン出力との比較試聴もしました。

使ったヘッドホンは、YAMAHA HP-1という古い物です。
インピーダンスは分かりません。

それと、携帯電話付属のステレオ・イヤホンも試してみました。
こちらは、イヤホン自体のメーカや型番なども分かりません。

1.音のクオリティ。

HP-1で、E-405とHDA5210の電圧出力を比べると、初めてSATRIアンプの音を聴いたときの音の違いの印象と似ています。
あのときは、E-405とAMP-5511(MK2ではありません)のスピーカ出力の比較になりましたが、音の厚みとか透明感とか。
ただ、あの時ほどの違いというか強烈な印象は感じませんでした。

HP-1で聴く音の解像度や透明感、量感、締まり具合などは、5512K-wing経由のDS-3000からの音と比べると、
HDA5210に接続していても今一歩です。

このこともあって、それほど強烈な印象にはならなかったのではないかとも思います。

HP-1で一通り色々試して見たのですが、E-405のヘッドホン出力より良い感じで鳴ってはいるけれど、こんな物かなぁと思っていました。

試しに、携帯電話に付属のステレオ・イヤホンで聴いてみました。
ところが、これが良い。びっくりしました。

ステレオ・イヤホンは、シャカシャカなっているだけのものだと思っていたのですが、両手できちんと良い音がする状態に保持してやると解像感、透明感や、音の厚み感、また、こんな低音出るの?とかなり良い感じで鳴りますね。驚いてしまいました。

良い音がする状態に保持しておくのが難しいですが。

HP-1の音と比べると、ベールを1,2枚はがした感じでしょうか。

DS-3000からの音と比べても、解像度は良いです。
電気で動かす物理的な物が小さくて、軽い、かつ、鼓膜に近いというのは、かなりのアドバンテージになるようですね。

ステレオ・イヤホンで、これまで音楽聴いたことはもちろんありましたが、こんな音で聴いたのは初めてです。
これで、頭の中ではなく、目前で音が鳴ってくれれば良いのですけれど。


2.ノイズレベル。

HP-1では、電圧・電流どちらの出力も問題ないですね。

ステレオ・イヤホンでは、無入力でのフルボリュームだと結構ホワイトノイズがあります。
ただ、フルボリュームの音量で、ステレオ・イヤホンで音楽を聴くことはないでしょうね。大音量で耳を壊しそうです。

ハムは、電圧出力では、ホワイト・ノイズより低めのレベルですね。
ところが、電流出力では、左側だけボリュームの位置に関係なくハムが鳴っています。HP-1では鳴っていないのですが。

何個かある別のタイプのステレオ・イヤホンでも試してみましたが、全て、左側だけハムが鳴っています。


3.電圧と電流出力の違い。

HP-1、ステレオ・イヤホンとも、電流出力の方がなんとなく良い感じで鳴ってますね。(^^;;

プラシーボ的な印象かも知れませんが、でも微妙にアタック音や立ち上がりの速い音の印象が良いです。


4.ヘッドフォンとのマッチング。

HP-1、ステレオ・イヤホンとも特に違和感は覚えませんでした。


5.後部ATTの必要性。

試聴時には、役に立ちましたね。
電圧・電流出力の同じボリューム位置で音量差を縮めるために。

ただ、普段ヘッドホンを常用して使うような場合は、電流・電圧の出力のどちらかに決まってしまうでしょうし、音量は、メインのボリュームつまみで調節できますから、
なくても、困ることはないと思います。


6.その他

無い物ねだりですが、SATRI-Link入力での音を聴いてみたかったですね。(^^)

結城様のキット製作記と試聴記

HD5210の視聴して、キットを発注。先週末には届いていました。私の購入したキットはサイタマオーディオさんのより幾分ヴァージョンが進んでいるようです。<購入したのは、完成基板(コネクタ付き):電源(トランス、電源基板):ケース(穴あき、塗装・パネル無し):VISHAYアッテネータキット>
細かい穴を正確に開けるのが苦手なので、ケースも購入です。
ノイトリックのヘッドフォンジャックを使うために、リーマーとやすりで、穴を拡大。オートバックスで車用のスプレー塗料を購入し塗装。塗装が乾いたので組み上げました。花粉の季節のためでしょうか、気をつけたのですが塗装皮膜に幾分ごみが入ってしまいました。
電流出力のゲイン切り替えスイッチを前面に移動。後部の電圧出力用のスイッチは、ロック機構付のトグルにしました。入力はRCA入力x1です。一応2組目のRCAコネクタとスイッチも実装。必要な場合にはすぐに入力が増やせるようにはしてあります。

現在FostexのT20RPMK2でエージングがてら聞いています。
BeyerのDT-880使用時には、電圧出力と電流出力では、すぐに分かる大きな違いがありました。しかし、T20PRでは、beyerほどの違いは聞き取れません。幾分電流出力の方が彫が深い感じはしますが、その程度です。電流出力は、ヘッドフォンによってかなり印象が違うようです。

キット作成に当たっては、永井さんにメールで疑問点を丁重に説明していただきました。有難うございます。