話はサトリアンプのことだ。
昨日、サトリアンプ設計者で製造元のバクーンプロダクツの社長永井さんからメール。
遅れていたAMP5540の最新バージョンアップと各種調整が完了したので取りにきませんかという内容。
拝借していた5511がとても気に入っていたので、5540の調整が難しければ、このまんまでもいいかという気持ちになっていたところだった。
しかし、メールの内容を見ると、実はまだ発表していない回路も導入したということだった。サトリアンプの進化に大いに驚いて、その音の進化ぶりには、目を見張ったことは、このブログを読まれている方たちはすでにご存知のことだと思う。
ともかく、本日午後、バークーンを訪問。永井さんは、いつものように笑顔で迎えてくれた。5540は、すでに2日目のエージングを終えていた。
音は、ともかく滑らか、エッジが張ったところがまったくない。特にクラシックは、ホールで生の音を眼前で聞いているような感覚!
音調は、現在のサトリアンプに共通する、実に暖かく、透明、しかしハイスピードという特徴だけども、永井さんも自負されるとおり、それ以上のものがある、、、
ジャズを聴いても、楽器の音がそのまま聞こえてくるという印象で、なんとも、今まで聞いたことの無い音。
CD特有のエッジが効いた音が好きで、そこのところを拡張するような音作りをされる方には、このアンプは合わないだろうと思う。なにしろ、音が自然だから、、、。
ホールでクラシック音楽を生で聞いたことある人なら、5540の音を聞けば、私の意見に間違いなくうなづいてくれると思う。
本当に自然、誇張がまったくない。しかし、だからといって弱い音ではない。なにしろ、電源が他のサトリアンプに比べても強大だから、ファルテシモでも破綻することがない、、
DVDオーディオで聞かせてもらった武満徹は、ホールで生オケを聞いている感じで、再度驚く!
そしてなにより不思議なのは、どの音楽を聴いても、心地よくなってしまって、聞いているうちに、リズムにのせて体が動いたり、あろうことか、眠たくなってきてしまう。ある程度の音量で聞いても、まったくうるさくない。
1時間ほどバークーンに試聴室で、5540の音を聴いているうちの、このアンプが今までのサトリアンプとはまったく違うものだということを確信した。
今までかりていた5511は、バークーンにもどし、その後に5540がうちのサブシステムとして入った訳だ。
入り口は前といっしょ、LHH600BにサウンドトレールのライントランスST5、そして5540へ直接接続。永井さんからは、同じくサトリのDAC2000もしくはプリから、サトリリンクの電流接続するのがベストだと教えてもらっていたが、ともかくアンプの音質比較をしたかったので、音に入り口は今までのままでともかく音を出してみる。SPは、同じくB&Wの805V。
電源投入時のマイナートラブル。安定するまでにある程度時間がいる。旧バージョンは発熱がものすごかったが、新バージョンは、発熱が抑えられていて動作が安定していることが分かる。全てをクリアーして、音を出す。
はじめCDPの極性をあわせに手間取ってが、時間が経つにつれ、5511とは、確かに音調は似ているがまるで、5511を飛び越えていることがわかる!
情報量の多さは、5511の比ではなく、音は暖かのだけど、芯がはっきりして、ひとつひとつの音が透けて見えるようだ。電源部の大きさが桁違いだから、もっともなことだろうけど、音の安定感が違う!
最近よくテストで回している、カラヤン(ベルリンフィル)の「惑星」(ホルスト)たるや、SPのサイズが3倍ほどになったような感じだ。音楽のリズムが「火星」では、ぐんぐん押し上げられていって、息が詰まるほど、、、
情報量は桁違いであがっているが、しかし、音は自然、、、合い矛盾するところを、調和させてしまったのがこのアンプなのかもしれない。
すばらしいアンプだと思う。そう私は思う。特に、生の音を自分の音作りのディフォルトとしている人にとっては、、近年、サトリアンプは、ロシア、韓国の方が国内よりも売れていると永井さんが教えてくれた。国内は、もうハードディスクで圧縮された音楽信号を聞くのが主流になってきて、生に近い音で再生する人ほうが、むしろ違和感があるのだろうと永井さんは分析する。
一方、今、国全体が盛り上がっている韓国・ロシアは、より自然な音楽再生をする機器が好まれている。この傾向の違いは何なんだろうと永井さんは、首を傾げていた、、、
ともかく、5540は、私にとってすばらしい機械だ。マッキントッシュのアンプやSP、DCSの機器に匹敵する製品だと私は思う。
別にバークーンと長いつきあいだからとか、そういうことを一切除外しても、この機器は良いと思う。
一時期サトリアンプにまったく関心がなくなって、その間、いわゆる名機と呼ばれる機械をたくさん聴いた経験からいっても、今回のサトリアンプは、実にすばらしい機械だと思う。
サトリリンク、電源ケーブル、200Vトランスからの電源供給、その他いろいろ、やりたいことがたくさんでてきた。
このアンプ、多くの人に聞いてもらいたいのだけど、なんと今、最新バージョン仕立てられた5540は、国内にも私のを含めても、現在2台しかないらしい、、、残念、、、
今、「木星」が始まったけれど、小型SPとは思えないような音場の中で、実に豊穣な音楽立ち上がってくる。
SATRI AMP5540 THE NEWEST VERSION 礼賛!





